スカイツリー周辺で敷金礼金なし物件の探し方と相場

スカイツリー周辺で敷金礼金なし物件の探し方と相場

「とうきょうスカイツリー駅で敷金礼金なし、初期費用を抑えて引っ越したい」。この相談、月に何件も受けます。結論から言うと、ゼロゼロ物件は確かに出ます。ただし条件はそれなりに絞られる。家賃のレンジや築年、駅からの距離で妥協できるかどうかが分かれ目です。

押上駅と直結するエリアなので、半蔵門線・浅草線・東武スカイツリーラインが使えて交通はかなり強い。その分、人気で家賃はやや強気です。敷金礼金なしを狙うなら、相場感を先に持っておくと判断が早くなります。

この記事では、現場で実際に案内している価格帯、初期費用の中身、ゼロゼロ物件で見落としがちな落とし穴まで、墨田区で10年やってきた立場で正直に書きます。きれいごとだけじゃない部分も。

目次

とうきょうスカイツリー駅で敷金礼金なしは本当に見つかる?

見つかります。ただ「いつでも豊富にある」とは言いません。ゼロゼロ物件は全体の一部で、タイミング次第。月末や2〜3月の繁忙期前後だと選択肢が動きます。

このエリアは押上の駅前再開発もあって、新しめのマンションと、昭和築のアパートが混在しています。敷金礼金なしになりやすいのは、築20〜30年あたりの物件か、空室期間が長くて募集条件を緩めたケース。逆に駅徒歩3分以内の築浅は、礼金1ヶ月が普通に付きます。

案内していてよく聞かれるのが「ゼロゼロだと部屋が悪いんじゃないか」。一概にそうではないです。オーナーが早く決めたいだけ、というケースも多い。

Q. どのくらいの家賃帯から出やすい?

単身向けのワンルーム〜1Kだと、家賃7.5〜9.5万円あたりの帯で敷金礼金なしが出てきやすい印象です。駅から徒歩8〜12分まで広げると、7万円台前半のゼロゼロも拾えることがある。逆に6万円台はこのエリアだとかなり希少で、出ても築古や風呂トイレ別じゃないなどの条件が付きます。ファミリー向けの2LDKになると、家賃13〜16万円台で礼金なし・敷金1ヶ月、という折衷パターンが現実的なところ。完全ゼロゼロのファミリー物件は数が一気に減ります。

初期費用の中身、敷金礼金なしでも結局いくら必要?

ここが一番の誤解ポイントです。敷金礼金なし=初期費用ゼロ、ではない。むしろ「敷金礼金がないだけ」で、他の費用はしっかり乗ります。

具体的に、家賃8万円の物件で見てみます。前家賃が8万円前後、日割り家賃が入居日次第で数万円、仲介手数料が家賃の0.5〜1ヶ月分、保証会社の初回保証料が家賃の50〜100%、火災保険が1.5〜2万円、鍵交換代が1.5〜2.2万円。これを足すと、敷金礼金なしでも20万円前後はみておく必要があります。

「ゼロゼロなのに20万?」と驚かれることもあるんですが、これが実態です。逆に言えば、敷金礼金あり物件と比べれば10万円以上は浮く。そこは確かに大きい。

保証会社と火災保険は外せない

今このエリアで保証会社なしの物件は、ほぼ見かけません。連帯保証人を立てられても保証会社必須、という管理会社が増えました。初回保証料は家賃総額の50%前後が多く、加えて毎年1万円前後の更新料がかかるタイプもあります。火災保険も任意ではなく加入が条件になっているのが普通。ここを「いらないのでは」と削ろうとする方がたまにいますが、契約上ほぼ動かせません。見積もりをもらったら、この2項目は最初から入っているものと思ってください。

退去時の費用は別で考える

敷金なしは入るときが軽い反面、退去時に注意が要ります。敷金ゼロだと、原状回復費用を退去時に都度請求される形になりやすい。クリーニング代が定額で契約書に書いてあるケースも多く、相場で2〜4万円ほど。タバコを吸う方や、ペット可物件でペットを飼っていた場合は上乗せされることもあります。入るときの安さだけで決めず、契約書の特約欄は必ず読んでほしいところです。

押上・スカイツリー周辺の家賃相場をリアルに

とうきょうスカイツリー駅と押上駅は徒歩圏で実質一体です。相場で言うと、ワンルーム〜1Kで7.5〜10万円が中心帯。築浅や駅近だと10万円を超えてきます。1LDKだと11〜14万円、ファミリー2LDKで14〜18万円というレンジ感。

同じ墨田区でも、錦糸町方面に寄ると少し家賃が動きますし、曳舟や京成曳舟あたりまで歩けば1万円弱は下がる体感です。スカイツリータウン・ソラマチが近い、というブランド感が押上の価格を支えている部分は正直あります。

個人的には、駅前のにぎやかさより落ち着きを求める人には、十間橋通り沿いや北十間川の南側あたりを勧めることが多いです。

Q. 隣の駅まで足を伸ばすと安くなる?

なります。とうきょうスカイツリー駅にこだわらず、東武スカイツリーラインで一駅の曳舟、あるいは京成押上線の京成曳舟まで広げると、家賃の相場が0.5〜1万円ほど下がる物件が出てきます。曳舟にはイトーヨーカドーがあって生活も回しやすい。スカイツリーまで歩いて15分前後なので、毎日眺めたい人以外は十分候補になります。敷金礼金なしの数も、駅をまたいで探したほうが母数が増えるので決まりやすいです。

ゼロゼロ物件で後悔しないためのチェックポイント

ゼロゼロ物件には、業界で言う「ゼロゼロの裏」があることがあります。全部がそうではないですが、知っておいて損はない。

よくあるのが、礼金ゼロの代わりに「室内消毒費」「24時間サポート」「安心入居サービス」みたいな名目で2〜3万円が乗っているパターン。任意なのに必須のように見積もりへ入っていることもあります。見積書をもらったら、各項目を一行ずつ確認してください。納得いかない項目は聞いていい。

もう一つは短期解約違約金。敷金礼金を取らない代わりに「1年以内の退去は家賃1〜2ヶ月分」という特約が付くことがあります。転勤の可能性がある人は特に要チェックです。

現地で見るべきは設備と日当たり

ゼロゼロ物件は築年が経っているものも混じるので、現地確認はサボらないでほしいです。具体的にはエアコンの製造年、給湯器の調子、ネット環境、そして日当たり。北十間川沿いや高架近くだと、電車の音や日照が部屋によって全然違います。スカイツリーが見える部屋という売り文句でも、実際は隣の建物で半分隠れている、なんてことも。気になる物件があれば内見前に相談いただければ、図面では分からない部分も含めてお伝えします。お問い合わせから物件の状況確認だけでも遠慮なくどうぞ。

暮らしやすさで選ぶ、周辺環境の本音

費用の話ばかりしてきましたが、住んでからの満足度は環境で決まります。押上・スカイツリー周辺は、観光地のイメージほど住みにくくはないです。むしろ生活インフラは整っています。

ソラマチの中にスーパーがあり、駅前にもまいばすけっとが点在。少し歩けばライフやサミットも使えます。北十間川沿いの遊歩道は散歩に気持ちいいし、隅田公園まで足を伸ばせば桜の季節は見事。子育て世帯なら、区立の小学校や保育施設も周辺に複数あって相談を受けることが多いエリアです。

難点を挙げるなら、休日の観光客の多さ。スカイツリー直下は人通りが多く、買い物動線とぶつかると煩わしさを感じる人もいます。

交通の強さは墨田区でも屈指

都営浅草線で日本橋・新橋方面、半蔵門線で大手町・渋谷方面、東武スカイツリーラインで北千住方面と、3路線が使えるのは大きな武器です。日本橋まで10分前後、大手町も乗り換えなしで届く。通勤を考えると家賃が多少高くても割に合う、と判断する人は多いです。バスも錦糸町や浅草方面へ出やすい。自転車があれば浅草や錦糸町は生活圏に入ります。交通の強さを重視するなら、敷金礼金で多少譲ってでもこのエリアを選ぶ価値はあると個人的には思っています。

とうきょうスカイツリー駅で敷金礼金なしを探すなら、ゼロゼロという言葉だけで飛びつかず、初期費用の総額と退去時の条件まで見てほしい。それさえ押さえれば、初期費用を10万円以上抑えて、交通も生活も強いエリアに住むことは十分可能です。

物件は動きが早いので、希望条件が固まったら早めに動くのが結局得をします。家賃帯や駅からの距離をどこまで譲れるか、まずはそこを一緒に整理させてください。気になる物件が一つでもあれば、現地の状況も含めてお伝えします。

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